行政書士と宅建を同時受験!ダブル合格するポイント

行政書士と宅建を同時受験!ダブル合格するポイント

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行政書士と宅建を同時受験!ダブル合格するポイント

士業の一つ行政書士と、不動産業界で重宝されている宅建士の同時受験を考えている方もいることでしょう。一般的に宅建士合格してから行政書士を目指すケースが多いようですが、同じ年に2つの資格が取得できれば、キャリアアップや就職、転職、独立など有利になること間違いなし。ただ、ダブル合格達成は可能なのでしょうか。気になる方もいることでしょう。

 

行政書士&宅建士W取得の秘訣!

 

行政書士は11月の第2日曜日に、宅建士の試験日は10月の第3日曜日に試験が行われます。試験までの間は、約1ヵ月ほどしかありませんので、1年でダブル合格するためには、相当な努力と根気が必要になります。そして、同時受験するには、試験内容の違いや難易度など十分に理解したうえで、戦略的な学習計画が必須になります。また、ライフスタイルにあった無理のない効率的な勉強法も必然的になります。

 

同時取得のメリット

 

行政書士業務のなかには、不動産に関係する案件が少なくありませんので、宅建士の資格をいかすことができます。また、独立開業を考えているなら、行政書士1本よりも宅建と併せて事務所を開業すれば、両方の仕事をダブルでこなすことができ、他事務所との差別化を図り、ビジネスチャンスを広げることができます。

 

行政書士と宅建士試験・難易度比較

 

資格 試験出題

合格率
(過去5年間平均)

行政書士

●行政書士の業務に関し必要な法令等
憲法、行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法、民法、基礎法学

 

●行政書士の業務に関連する一般知識等
政治・経済・社会、情報通信・個人情報、文章理解

12.6%
宅建士 民法(権利関係)、借地借家法、不動産登記法、区分所有法、国土利用計画法、都市計画法、建築基準法、土地区画整理法、農地法、宅地造成等規制法、税法、地価公示法、住宅金融支援機構法、公正競争規約、宅建業法 15.8%

 

行政書士と宅建同時合格は可能?不可能?

 

  • 重複している科目は民法のみ
  • 行政書士は行政法と民法が中心
  • 宅建士は建築・不動産関連の法律が中心
  • 若干、行政書士の方が難易度が高い

 

両者とも合格率は毎年度で異なりますが、平均すると行政書士はおよそ12.0%、宅建士は15.0%になります。行政書士よりか宅建士の方が難易度が易しいですが、行政書士は、お試し受験の存在があるので、合格率は多少上乗せして考えても良さそうです。そのため、合格率にすると両者ともそれほど変わらないと考えられます。

 

そこで、司法書士など他の国家資格と比較すると、宅建や行政書士試験はそこまで難しくありません。国家資格の中では、それほど難易度が高いわけではなく、両者とも比較的、合格しやすい試験になります。また、両者が重複している民法は、行政書士試験では行政法に次ぐ出題ウェイトを占めており、宅建士の勉強で得た民法の知識を活かすことはできます。

 

逆に行政書士の勉強で得た民法の知識を宅建士の勉強に活かすこともできます。とは言っても重複しているが民法のみです。特に初学者にとっては、幅広い科目を併行しながら勉強するのは至難の業と言えます。

 

ただ、ダブル受験で合格できる可能性はゼロではないので、自信がある方は受験してみるのも良いかと思われます。仮に合格できなくとも、勉強で得た知識は来年の試験いかすことができ、実力と運で2つの資格取得も不可能ではありません。

 

長期的な戦略でW合格!

 

法律系の専門学校のなかには、1年次に宅建、2年次行政書士合格を目指すコースを開講している学校もあります。1年間で同時合格が現実的に難しいと感じたなら、2年間の学習計画で、最初に宅建士、翌年に行政書士合格を目指すのも一つの手です。また、どうしても同時W合格にこだわるのであれば、2年目の年に2つの試験を受験するという方法もあります。

 

行政書士と宅建士の同時受験おすすめな人

 

  • 過去に行政書士・宅建士の受験経験がある方は、知識が備わっているため、ダブル合格が狙いやすい
  • すでに法律系資格や不動産系資格の試験に合格している方は、その知識をいかせるので有利

 

行政書士と宅建士の資格を両方持つことは、今後の業務においてメリットが大きいですが、初学者にとってはかなり難しいチャレンジになります。ただ、受験経験者や、法律や不動産の資格を保有している方にとっては、かなりチャンスがあると思われます。積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。